治るか治らないか問題
患者さんを整形に連れて行ってはヤク漬けにするという週末を過ごしてる
その時の最適解を選ぶのがプロだし、別に痛み止めが悪だとかそういうことではないんだけど。
医療サービスを受ける本人は「治るのか、治らないのか」をベースに考えていて、そんでもって医療従事者の「治る」とはまた違う観点
大体の患者さんの「治る」が表すのは「治癒する」ではなくて「痛みが取れて”普通”の生活が送れる」こと
この質問を医療従事者
ドクター、PT、薬剤師、看護師にぶつけた時にどういう反応をするか付添で同行する俺は楽しみにしている節がある
流すのが上手い人もいれば
「あ、無理ですよここはこういう理由で治りません」なんてバカ正直な人もいる
逆に「治ります」とか言う人もまれに居たりする、え、大丈夫か、と思う
例えばTh12とLB2に圧迫骨折の既往があって、極度の円背で、両足大腿の頸部骨折の既往で、90を超えていて、と、まぁ、、、腰どうにかして、と。これ治して、と
プロなら誰しもが治るなんて思わない。というか器質的な問題を治癒できるなんて思える人がいるならそれは単なるバカだとしか思わない
が、ここでの治るを患者さん目線で考えれば「治る」なんてのは容易なわけで
補助具や増やして環境面の負荷を減らす、単位増やす、痛み止め飲む、モミモミする、精神面でのサポートをする云々と、いくらでも「治る」かもしれない
これを一緒くたにして「治らない」はまぁナンセンスだよなーと。
結局何が言いたいかというと
それを踏まえた上でも、毎日これ無理やんな状況に出くわすのが訪問
本気で「治す」気概がないと、患者さんの社会的離脱は防げないのです。基本こそ大事。常に勉強
毎日「治るかなぁ」と悲しい顔で言われても「大丈夫です、田中がついてます」なんて真顔で半ば虚言を吐きながらも底なしの生気を高齢者に分けて明日も頑張るのです
嫁氏。最近ヨガにはまってるっぽいです。
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