顔面神経麻痺なんて
偏差値30くらいの猿人間でも分かるくらいに
一ヶ月実習を通して感じた顔面神経麻痺を解いてみる
(筆者は偏差値30レベルの猿脳)
顔面神経麻痺に興味ない人も読んでもらいたい
そもそも何故こんなに我々の天津中医薬大学には顔面神経麻痺の患者さん多いの?
先生曰く、季節の変わり目は特に多い
特に天津北京って、9月〜10月にかけては昼夜の気温差が激しくて
あちぃ〜30度あるよな〜って思ってると
夜には10度台まで下がる。だから昼にクーラーをガンガンつけていたり、扇風機回しっぱなしで夜放置すると当たり前に免疫システムに異常が起こる
じゃあ例えば北京ではどうなのだろう?温度差は同じくらい大きはず、じゃあ北京の顔面神経麻痺の患者さんは?同じくらい多いの?気になるところ
さぁさぁ東洋医学的に紐解いていきますか?それとも西洋医学的に?
じゃあ中医薬大学的に考えてみる
顔面神経麻痺ってのは知っての通り2パターン
末梢性と中枢性
中枢性だったら、顔面神経の麻痺に加えて中枢性の症状が伴う(運動麻痺、構音障害 .etc)
そしてTIAなど脳血管障害の前兆を判断しなければいけない
んで、中枢性の方々はけっこう高脂血症や高血圧などの症状もあって、というか脳血管障害後に来る方々も多い。
最高140以上だったり血糖値も高く。日本で言う所のABCDDスコアも参考に考慮
そして中枢性であれば、梗塞部位によって投薬やその他外科的治療が必要になるので西洋医学を専門とする病院へGO👍
そんで今度は末梢性の顔面神経麻痺
これって原因ははっきり分かっていないのだけど、HSVやVZVの悪さだって説が有力。因みにヘルペスウイルスの一種(HSVとVZVで病名が違う)
ってことは、やっぱり免疫システムの以上で神経に異常が発生するって考えるのが今のところ適切なのかな。詳しくは中国含め海外の英文サイトをググってもなかなかヒットしない。
誰かヘルペスウイルスを根絶する治療法or研究を知っていたらその論文なりソースを教えて欲しい(中国の教授に見せつける)
発症してから自覚症状があって一週間で一番症状が重くなる、そして一ヶ月で治癒したり、遅くて三ヶ月以上という症例も少なくはない。
中国の論文等で鍼灸を用いた完治までの月日についてパーセンテージは出ているけど、正直そこまで信用していないので実際に一ヶ月くらい病院にいて感じる事を書いてみる
最初の一週間。この一週間が日本と大きく違うところ
日本だと入院したりする事もある。というのも日本に居る際にあまり多く患者さんを見たことがないし、いちセラピストとしてもヒヨッコなので詳しくは知らない(;´Д`)
そしてこの入院期間に投薬治療を行う(ステロイドや抗ウイルス剤)。入院した方が安静に出来るというメリットかな?
じゃあ中国ではどうなのよって
末梢性の顔面神経麻痺くらいではいちいち入院はしない。というか大部分はさせないと思う。
薬(抗ウイルス剤+漢方)と鍼やって、はい終わり〜
でも最初の一週間の鍼治療はさすがの中国でも低刺激かつ本数も少なくやる
何でかって、そのウイルス自体が悪さをして広範囲まで広がってしまう恐れがあるから
なので最初の一週間はあまり多く刺さないのが基本
んでもって一週間後からは二〇〜三〇本くらいを刺す
でも待った、ここでの大きな違いって何だ?
入院して投薬治療(ステロイド云々)で一週間待つ
入院しない+鍼灸で一週間待つ
色々なサイト調べてみたけど、治癒までの速度って投薬も鍼灸も効果に差はないような気がする
じゃあ
どっち選ぶ
入院してステロイド?
それとも
東洋医学的治療する?(あ、でも中国では顔に青あざ作ってる患者さんしょっちゅういます。日本ではそのリスクをどうカバーする?)
治療を選ぶのは自由
別に薬だけで治療したっていい。どっちにしろ治るんだから
鍼灸+漢方云々の治療でもいい。どっちにしろ治るんだから
双方のメリットとデメリット考えて、患者さんが選べばいいと思う
そのメリットを最大限に活かして治療に取り組むのがお医者さんでありセラピストなのだから
ただ、一つ言いたいのは、仮に免疫システムの以上ならば、東洋医学の得意とするところではないのかって事
もちろんこの東洋医学って言葉には漢方と鍼灸双方を含めた意味
もし筆者なら
後者を選ぶかな〜〜〜(もちろん安く済みます!!笑)
でも漢方は処方できないよ〜何方か手伝って下さいませ(;´Д`)(;´Д`)
主な治療方法・内容は別として、簡単な顔面神経麻痺の紹介でした。
もう実習初めて3週間過ぎた。。早い。。。
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