ハンチントン病と失語と
昨日更新しながら寝ていたのでちょっと修正
火曜日は病院、国医堂
今日は新患で舞踏病と失語症の患者さんが来ていた。
最初に、舞踏病の患者さん
誰もが知っての通り遺伝性かつ難治性の病気
日本であれば投薬治療で不随意運動やその他症状に対する周辺治療を行うのが主流
この患者さんは少し認知機能の低下と精神的な症状も入っていた気がする。(自己判断)
もちろん現代の医学ではどうにもならない。
疫学的に発症率はアジア人で5−10 /10,000,000
白人だとこの100倍の発症率だそう。
さてさてこの患者さんにはどんな治療?
もちろん筆者の行っている教授の得意とする「三焦治療」。
三焦治療というのは要するに全身調節な訳で
となると中医学的にはどの病症に対しても治療が可能になる。
なーんか便利ね( ´Д`)y━・~~
ハンチントン病の患者さんの中医学的弁証は
「风痱病/脾肾两虚证」
风痱病というのは脳卒中後遺症の中风と似ていて
「痱病」や「风痱病」とも呼ばれていて
色々な記載を読んでみたが中风との正式な区別はない。(今のところ筆者の解釈)
「霊枢:熱病」から四肢不收,智乱不甚,其言微知,不可治から考えるとハンチントンに適していると考えられる。
「脾肾两虚证」はまぁ老人の方なら誰でもこれに当てはまるであろう弁証
ここに醒脳開竅と三焦療法をするわけ。もちろん漢方も
さぁどうなるハンチントン病
そして次。失語
もちろん前提にあるのは脳血管障害で
この患者さん言っている事は意味不明だし、復唱できないし、
普通に考えて単なる運動性失語かと思いきや
先生曰く皮質性失語だと。。
おおおお?どこからそうなった?よく分からん
これ見ればすぐ分かるんだけどなぁ。。んんん
画像診断もっとよく見ておけば良かった( ゚д゚)
また後で聞いてみるか。
気になったので見てみた中国の MMSE
内容は一緒でした( ´Д`)y
当たり前か。
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